取手の古墳など
市内には、この地域の縄文時代社会を理解するための代表的な遺跡である中妻貝塚があります。また、市之代地区に市之代古墳群、上高井地区に糠塚(ぬかづか)古墳群、岡地区に大日山古墳群の三つの古墳群があります。
中妻貝塚(取手市指定史跡)
101体人骨埋葬土壙(どこう)など、歴史的にも貴重な資料が出土しています
中妻貝塚は、明治時代から学会にその名が知られている縄文時代の重要な遺跡です。昭和47年以降取手市で継続的に発掘調査をおこない、貝塚の範囲や貝層の堆積などが確認されています。また、G地点で出土した101体人骨埋葬土こうの縄文人骨は、縄文人や日本人のルーツを解明する資料として、多くの研究者から注目されいているとても貴重な資料です。
大日山古墳(茨城県指定史跡)
平将門の墳墓であるとの伝説も?
古墳時代後期の建造とみられる円墳で、地元では平将門の墳墓であるとの伝説があり、そばに将門の愛妾・桔梗の屋敷があったとも伝えられています。