「どの世代でも安心して暮らせる、
人とのつながりがあったかい街です」
4年前に取手市白山に引っ越し飲食店を開業した宮本さん。
取手での開業を決めた理由や、取手の街や人の魅力について、お話を伺いました。
取⼿市に移住、開業をされた
経緯を教えてください
開業をする前はタイのバンコクにいて飲⾷関係の仕事をしていたんですけど、向こうに⾏って半年ぐらい経ったタイミングでコロナが始まってしまって…来⽉からもう仕事ができません、ということになり…。⼀旦⽇本に戻ってどこかに勤めようと思ったんですけど、コロナ禍という状況だったのでなかなか厳しくて。知り合いの⽅とかいろんな助けもあって⾃分でやっちゃおうって。最初は本当に勢いで始めて、そこから何とかここまで続けてこられているって感じなので、⾃分でも予想していなかった早めの開業でしたね。
開業するお店を選ぶ条件について
千葉の柏でお店をやってみたいなっていうのがもともとあったんですけど、いろいろ調べてみると家賃が結構⾼かったり、駅近の物件が空いていなかったりで。開業の準備がほぼできないままスタートしたこともあり、なかなかその条件が厳しかったので、ちょっと範囲を広げていろいろ探したときに、取⼿の今の場所を⾒つけました。知り合いも誰もいない場所だったんですけど、駅から近いしいいかなって勢いで決めた感じです。
知らない街での開業に不安はなかったですか?
不安しかなかったんですけど、“もう⾏っちゃえ”っていう感じで来ちゃいましたね。
移住して開業をしてみて、環境はいかがですか?
環境はですね…開業準備をしているときに早速近隣の飲⾷店のオーナーさんから声をかけていただきました。「近々オープンします!」とオープン前から近隣の⽅たちにもご挨拶させていただいて、オープンのときには皆さんに来ていただいたりっていう感じでした。それで結構すぐ打ち解けられて、つながりも増えていったので、そこはすごく良かったなと思いますね。
街の⼈たちはいかがですか?
あったかいです。オープン前にお店の前を通られた⽅が、「なんかやるの?」とすぐに声かけてくれたりして、その⼝コミでまた皆さんがお店のことを広めてくださって。本当に取⼿に来て良かったなと思いましたね。
お店同⼠の繋がりはありますか?
⼈付き合いがすごく⼤切な地域というのは感じているので、そういう関わりは常に持っていたいですね。もともと都内で仕事をしていたときは、あまりそういうところは気にせず仕事だけをしていたんですけど、いざ⾃分で開業してみて、⼈の関わりってすごく⼤事だなと思ったので、それは今も⼤切にしていて、ちょこちょこ顔を出したり、そういうお付き合いをさせてもらっています。
同じ業種でいうと、「今度こういうメニューをやるんだ」とか、そういうお話もさせてもらいます。あとは「今度あそこでお祭りがあるけど出展する?」とか、そういう情報の共有や交換といった関わりが多いですかね。僕がお休みの⽇には他のお店に⾏きますし、他のお店の⽅もお休みの⽇に僕のお店に来てくれます。そこでまたお話してっていう感じですかね。
事業者同⼠の助け合いみたいなものはありますか?
お店をオープンするときにいろいろチラシを作って駅前で配ったりもしたんですけど、知り合った同じ業種の飲⾷店の⽅やそれ以外の業種の⽅が「ウチでチラシを置くよ」と⾃分のお店にチラシを置いてくれたり、広めてくれるような感じでしたね。本当に知らない街だったので、それですごく助かった部分はありますね。誰も声をかけてくれなかったらどうしようとか、お客さんが来てくれなかったらどうしようとか…最初はそれしか考えていなかったんですけど、いざ蓋を開けてみるといろんな⼈を連れてきてくれてっていうのがあったので、それはすごくホッとしましたね。
すごくあったかい街だし、積極的にいけば積極的に返してくれる、コミュニケーションはすごく取りやすい街だと思います。飲⾷に限らず、何か事業をするのであれば取⼿はすごくいいところかなと思いますね。
どんな⽅に取⼿をおすすめしたいですか?
例えば都内でお仕事されている⽅でも、都内まで電⾞で40分くらいで⾏けちゃいますし、学校も⼤きい病院もありますし、すごく住みやすいところだと思うので、どの世代の⽅にもすごくおすすめできる街かなって思いますね。
宮本さんにとっての「ほどよく絶妙とりで」とは?
⼩さいお⼦さんからご年配の⽅まで本当に不⾃由なく暮らせる街っていうのがほどよく絶妙というか。そういう街ってあんまりないと思うので、どの世代でも安⼼して⽣きられる街っていうイメージは強いかなと思います。