アート活動が絶妙！

もともと、東京藝術大学、市民、行政が一体となって運営が始まった「取手アートプロジェクト（TAP）」。当初は、全国から作品プランを募集する「公募展」と取手在住の作家の活動紹介「オープンスタジオ」を隔年開催してきましたが、2010年度、それまでの枠組みからより長期的な視野に立った活動をめざし、「アートのある団地」「半農半芸」という2つのコアプログラムを立ち上げました。
TAPでは『アーティストの表現活動をサポートしながら、それを受け取る人びとや支える人びととの連携を促す』、『プロジェクトを通して取手市に暮らす多様な立場の人びとがこのまちのおもしろさに気づく仕掛けづくりをおこなう』『アートを介して、現代社会における新たな関係性を創造し、グローバルに通用する価値モデルをつくりだす』のヴィジョンを軸に、活動を続けています。

「ストリートアートステージ」は、市と東京藝術大学の協力によるアート。制作された16点の作品は、7基のストリートアートステージに展示されてきました。この展示作品は数年ごとに入れ替られます。展示が終わった作品は組み合わされて2つのリング状の作品に生まれ変わり、別の場所で展示されます。

環境改善や防犯にも効果があるといわれる壁画。取手市では、「壁画によるまちづくり」を進めています。市内に16点ある壁画の中には、市民ボランティアによって描かれたものや、世界的なグラフィティアーティストの作品まで。取手を散策して、あなたのお気に入りを見つけてみませんか。

「半農半芸」は取手アートプロジェクト（TAP）のコアプログラムの一つ。農業や伝統芸術を支える地域のみなさんと協働し、「つくること」「生きること」を一緒に考える表現活動を展開しています。